Kiyoshi Shigematu

「エイジ」

現代病とも言える「少年犯罪」それを起こしたのはクラスメイトだった・・・・・。彼らは自らの個々の悩みや性格からこの犯罪を犯してしまった少年と向き合う事になる。一人はその優しさや思いやりから「被害者側の気持ち」を考え、一人はクールで冷静に分析…

「ビタミンF」

重松清の「イジメ」「微妙な年代」「離婚」みたいな難しいコンテンツを抱える親に視点を置いた家族小説。ただその中に解決への道を辿る時にある家族愛というものを描く。心がほわっとする短編集。こういうのを書かせるとやっぱりうますぎ。僕は誰かの親では…

「ナイフ」

いじめという共通のテーマにした5編の短編集。主人公がいじめられている子本人だったり、その父親だったり、幼なじみだったりとその視点からリアルな現実とほのかな希望を描いた現代小説。非常に重いテーマで、それなりにリアリティがあって簡単にパラパラ…