貫徹になっちゃったメヒコvsブラジウ

メヒコ勝っちゃいましたよ。1-0、ボルヘッティのCKからの一発を守りきる形で。はっきり言ってほとんどブラジルペースで、何度もメヒコを押し込んでいたけど、結局メヒコのDF組織を崩しきれなかった訳で、サッカーにありがちなこととはいえ、ブラジルも結構自分たちのペース*1でサッカー出来ないと

ブラジルは悪いサッカーをしてた訳じゃないと思うんです。正直ビルドアップや崩しにはいるまでは大してジーコハポンと変わらない訳ですが、スイッチが入るととんでもない訳で。局面打開の力は凄いし、ミドルもばんばん打ちまくるし、崩す基本に違わぬワンツーやパスランを絡めていた訳で、急激なペースチェンジもあって崩しに掛かってた訳で。でもメヒコはペナに5枚も6枚も中にいるから、引き出されてもカバーは効くし、しっかりとマークしているから、そんなに簡単にはやらせなかったことが影響したのかなと。後はリードされること自体慣れていなくて、焦りが出てしまったのかなと。交代策は正直疑問、確かに引いてくる相手に対してカカがあんまり効果的じゃなかった訳だけど*2、だからといって他に何かいるんじゃないのと言う感じ。ジュニーニョ・ベルナンブカーノはいいとしてレナトどこにいた?エメルソンも代えるほどの出来じゃなかった気が・・・。まあパレイラの交代もパターン化しているから仕方ないにしても、アタッカーを入れれば良かったのに・・・・。まあそれでもダメだったかも知れないけど。

逆説的に言えば、メヒコに負けたこと自体不思議な事じゃなかったのかも知れませんね。まああの試合と違ってメヒコはほとんどペースを握っておらず受け身の中で、ずーっと耐える時間が続いて、結局耐えきってしまったという感じでした。しかも不思議ジャッジでアドリアーノの怪鳥ヘッドが取り消され*3、まあブラジルもメヒコの術中に結果的にはまってしまったのかなと。

まあメヒコはそれだけ幅が広いと言うことなんでしょうね。日本のゲームで見せた細かいパスを中心としたポゼッションゲームも出来れば、受けのゲームも高クオリティでこなせる。やっぱりこのチームともう2、3試合ゲームやりたい。今度はアステカで。ゲームの進め方もうまかったし、こういう事に慣れていて、成熟度という意味ではメヒコの方が上だったのかも知れない。ブラジルは確かに才能レベルでは信じられないレベルで、まともにやったら10点ぐらい取りそうだけど、メヒコに比べて精神的な成熟はなかった気がする。まあその差で勝てるほど日本とブラジルに差がない訳じゃないのであんまり考えたくないんですけどね。

ちなみにジミージャンプ*4が登場したり、PKが2回もやり直しになったあげくはずれたり*5、と色々なことが起こった試合でもありました。まあ疲れたよ。もう寝るよ。さすがに昼間で寝れそうだ。

*1:ここで言うペースは精神的な部分、優位な立場に立って余裕を持ってプレーすると言うことかな。大枠としては

*2:一度得意のハイスピードドリブルで中盤とDFを分断してしてたけど、引いた相手に対しては余り効果的じゃなかったかなと

*3:オフサイド、新ルールだと身体の一部でもなるとのことなので

*4:わからないけど、多分あってるよね?

*5:両方ともキック前のペナ侵入を厳しく取られた形、1本目○→メヒコ選手侵入、2本目→ポスト直撃×→ブラジル選手侵入、3本目ジダセーブ