天才の明暗

ラフィは一つのプレーで後手を作り出して、自ら決める。ロシツキーは自分のパスでゴールチャンスを生み出す。でも結果は本当に残酷。

チェコ 0-2(HT) オランダ
Netherland:30'R.V.D.Vaart 37'B.Opdam

チェコのペースで進んでいたのは確か。なんとか間に合ったバロシュインザーギみたいにラインポジショニングを取って、オランダの整わないラインの裏を付け狙い、そして何度もPKにおぼしきチャンスを作った。オランダのCDFコンビははっきり言ってたいしたこと無い。そして3度目のチャンスでついにPKゲット!*1蹴るのはトマシュ・ロシツキーなんだけど、そのPKは一度主審の横やりが入った後にファン・デル・サールにセーブ。この直後にカウンターから巧くダイレクトで右に流してロッベンへ、グーッと下がるDFラインを尻目にうまくスペースを作ってそのボールを叩いてゴール!このゴールを演出して見事に決めたのはオランダの天才、ラファエル・ファン・デル・ファールト

久々にロシツキーのプレーを見たわけだけど、何か苦しんでるねぇ。確かに良いパスは出してるけど、パスターゲットが非常に少なく、ポボルスキが高い位置にいなけりゃターゲットはバロシュだけ。バロシュのポジショニングは際どいからそれなりに形になってるけど、チェコらしいアグレッシブなサッカーは消えてしまったのかも知れない。ブルックナーも苦労しそう。これ見てるとネドベドに戻ってもらった方が良いのかなぁとか思ったり。

ラフィは逆にノビノビ。周囲が時間を作れると言うのはあるにしても、アタッキングエリアに入っていけるだけの機動力がある。周囲も見えてるし、この日のラフィは良い。シンプルなプレーながらセンスを感じるプ。うん、ラフィいい。

でもロシツキーにも頑張って欲しいな。美しいプレー見せて。

*1:ボウラルスのファール