揃わなかったラストピース(決まった・・・)UEFACup Final

と言うことで僕も生では見なかったけど*1、華のない決勝カードと言うこともあり(失礼!)、結果も華のない結果に。揃いに揃ったスポルティング・リスボンのためのUEFAカップは最後に空気を読まない油軍団に油まみれにされてしまいましたとさ。

UEFA Cup 2004-2005 Final@エスタディオ・ジョゼ・アルバラーデ
スポルティング・リスボン 1-3 CSKAモスクワ「揃わなかったラストピース」
Sporting.L:29'ロジェリオ
CSKA:56'ベレゾウツキ 65'ジルコフ 75'ワグネル・ラブ

基本的には「ホーム」であるスポルティングは非常にアクティブに仕掛けて完全にゲームを支配し、先制点を獲ってと、ほぼカップに手を掛けるにふさわしい前半をしたのに、後半絵に描くようにセットプレーとカウンターで決定機をゴールに結びつけられて、ここまで積み上げてきたモノを全て吹っ飛ばされた。CSKAは選手の質、覚悟の量、そして集中力と言う部分で上回っていたことが、この完全アウェーをひっくり返す秘訣となったのかな。でも何よりも今年の「デコ」がスポルティングではなく、CSKAにいたこと。ダニエル・カルバーリョは本当に果敢に仕掛け、得点機を演出しましたからね。

もちろんスポルティングも悪くなかったし、完全に取れるゲームだったと思います。ホームの勢いを感じたし、気合いも入っていたし、先制点も取れた。良い意味でも悪い意味でもポルトガルらしいというのが一番わかりやすいかな?ファビオ・ロッケンバック(元バルサ)が頑張っていたけど、やっぱり運を使い続けていた前半にもう一点欲しかったし、決めきれないうちに徐々に緊張感が薄れていくのを同時に集中力が途切れたのかなと。勿体ない。

正直スポルティングに勝って欲しかった。あのスタジアムが熱狂の渦に包まれるのを今度こそ見てみたかった。でもやっぱり揃いすぎていたのかな?まあこういうもんなのかも。最後のピースである「タイトル奪取」だけが足りないなんて、切なすぎる。

で、UEFAのタイトルが初めてロシアに渡ることになったそうな。初めてと言うことに驚き。ただもちろん最大の原因はアブラモビッチの金。今年はアブラモビッチの年だったと言うことでしょうね。これだけうまくいけば気持ちいいだろうなぁ・・・・。UCLでは話題を総ざらいしてメインキャストとなり、UEFAでは抜け目なくタイトルを奪取、プレミアでも両巨頭を叩きのめして半世紀ぶりのタイトルをもたらしブルース達を熱狂。金の力は偉大だ、そしてそれを使う頭脳も偉大。悔しいけれど抜け目ないビジネスを見せられた気分だ。おめ。

CSKAモスクワが初優勝(uefa.com)
「CSKA最高!ロシア万歳!」(uefa.com)

*1:というか忘れてたぐらい