選手名鑑2005 GK編
- No.1 榎本達也
1979/3/16 190cm/75kg 98AY 99WY
長身とそれに似合わぬ至近距離のセーブ力で現在Jナンバー1の防御率を誇る横浜の守護神。2001年能活のポーツマスへの移籍により突然回ってきたスタメンの座、チームが苦しむ中ナビスコカップでの伝説的なPKストップで一躍ヒーローとなり、そこから完全に正GKとしての地位を確立した。去年も大一番であるCSレッズ戦で「研究していた」成果をPK戦で発揮、見事にチームを優勝に導くなど大一番には無類の強さを発揮する。怪我以外ではマリノスのゴールマウスを守り、今では日本代表にもと言われるほどになった。
相変わらずビッグセーブも多く決定機を防いでくれたりとチームを助けるモノの、増長したのか舌戦を繰り広げたり、不安定な飛び出しやら長身を活かせないハイボールの処理の不安、サイドラインを割るキックなど等でファンにはハラハラドキドキ感を演出するエンターテイメントGKとなりつつある。何よりもまずサッカー選手としてのインテリジェンスと精神的成熟が大きな課題として残る。現在(2005/3)岡ちゃんに干され中。
- No.21 榎本哲也
1983/5/2 180cm/73kg
マリ純正のアグレッシブなGK。プライマリーからマリ一筋、幅広い守備範囲と至近距離反応度の高さは能活を思い起こさせる。2003年は達也の怪我もあってほぼ1シーズン正GKとしてマリノスのゴールマウスを守り、久しぶりのリーグタイトルに貢献・・・、と書きたいところですが2ndStage最終節大一番のジュビロ戦でアフターに激怒してグラウを突き倒す蛮行。レッドカードでゲームを壊す一因となり、ものすごい強烈な印象を残した。去年は達也の復調もあり、なかなか出場機会が得れず、天皇杯ザスパ戦でもミスがあったりと精神的な成長が求められるところ。後ろからもどんどん良いのが来るし。
しかし非常にマリノスへの愛がある選手で、チームの状況を鑑みて一生に一度しかないWYをスルーしてもチームに残って頑張ると決めた彼の決断には、非常に感動した覚えがある。
- No.31 下川健一
1970/5/14 188cm/88kg 88AY 93WQ A.Match9/0
ジェフのゴールマウスを長きにわたって守ってきた大ベテラン、既にJでも200試合以上の出場数を誇る。若いGK陣にとっては非常に大きな存在。マリノスではなかなか出場機会がないが、2003年の最終節、哲也の尻ぬぐいのために大一番でビッグセーブを連発、大事なところでマリノスの優勝をアシストする大仕事をやってのけた。
考えてみたらエースケさんとともにジェフの顔だったんだなぁとしみじみ思ったりする。
- No.16 飯倉大樹
1986/6/1 180cm/72kg
哲也と一緒でマリ一筋の純正アグレッシブGKの模様。キックの精度が高いらしく、U-18日本代表にも選出されるなど非常に将来性は高いと思われる。しかし体つきにしても哲也と似ている・・・・。背の低いGKはマリの伝統なのだろうか・・・・。
下には将来を嘱望される秋元*1もいて、下からの突き上げもあるし、上にはW榎本がまだまだ若く厳しいだろうが、技術的にも精神的にもどんどん練習して才能を磨いていって欲しい。
*1:これまた179cmとGKとしては小柄