Football Baton

と言うことでid:souno418さん経由で僕の所にも。サッカーなのでウキウキ気分でやりますよ。長いな、それにしても。

1.Number of your soccer video (DVD) 
あなたの持っているサッカービデオ(DVD)の数

マリ関連は「2003 1stステージチャンピオンへの軌跡」「2003 横浜Fマリノス 2ndステージチャンピオンへの軌跡」。
代表関連は「6月の勝利の歌を忘れない」
自分で撮り溜めたモノは沢山、WCとかEUROみたいな国際大会は基本的に保存版にしてる。お気に入りはEURO2000かな?あの大会はレベル高かった。今でも見るもん。

2.People who patronizes it now 
今一押しの選手(人物でもクラブでも何でも可)

Fマリノス大橋正博後藤裕司
長かった下積み時代を経て、開花の時期を迎えてる大橋は本当に沢山の人に見てもらいたい。小柄だけどボールテクニックの柔らかさと速いボールの精度は本当に良いよ。楽しいプレーヤー。
後藤くんは俊輔みたいに育ってくれたらいいなと。岡ちゃんも言ってるように、これから出番は増えてくるはず。左利きのファンタジスタ。セル爺曰く「僕ならすぐに契約書を持ってロッカーに駆け込む」

海外→アントニオ・カッサーノマテヤ・ケジュマン
カッサーノアズーリの希望、育ってもらわないと困るぐらいの逸材。ボールコントロール一つを取ってもアイデアの詰まってるプレーヤーで、一つのプレーで全てを変えれるアタッカーとして、アズーリがWCを優勝するためにはまだまだ凄くなってもらわないと。DQNでむらっけのある所は天才の証明。
ケジュマンはストライカーらしいストライカー。そして何より感覚的に鋭くて、ゴールが大好きな狩人的な種族なところが好き。ゴール後のパフォーマンスも好き。プレミアではモウリーニョのメソッドに馴染みきれず、レギュラー争いにも敗れてしまって不遇の時期となってしまったけど、今シーズンアトレティコに移籍して、ようやく念願のスペイン、スパークを期待。強気なコメントも自信の証明。

3.The GOAL I remained
印象に残っているゴール

多くなっちゃうから、とりあえず所在なく書いていこうかなと。とりあえずグループに分ける。

Fマリノス編 やっぱり岡ちゃん期に集中しちゃう。何か感動的なのが多かったし。

雨の横国での優勝決定ゴール。ぶわっと宙に舞って、ヘッドで押し込んだのは未だに凄いゴールだったなぁと思う。ボールの流れ的にも、もう一回やれと言われても難しいかなと思うぐらい奇跡的なゴールだった。状況が状況というのがあるのですが、あの瞬間は本当に鳥肌モノで、震えた。優勝が決まったのはエメルソンのゴールがあったからだから、本当ならエメゴールにするべきなのかも知れないけど、あのジャンプは凄かった。

もう一個ドラゴン。あのボレーはドラゴンのドラゴンたる所以。「トラップするのめんどくさかったからボレー」はあまりにビューティフルで忘れられない。カムバーック、ドラゴン。

ユキヒコ退場、優勝するためには負けられない、その中でセレッソの猛攻に2失点、このままで追われないマリは優勝への意欲からチーム一丸攻めだるまに。そして何度も何度もワイドアタックで押し込んで、那須の苦しい態勢のクロスから柳さんのダイビングヘッド!確かに勝たなきゃいけない試合だったんだけど、それでもこのゴールはチームの勢いになった。一番勝利への意欲を体現していた柳さんのヘッドは忘れられない。

このヘッドは本当に綺麗だった、そして爆発したスタンドが本当に素敵だった。あのヘッドが綺麗だったこともあるけど、それに至るまでの過程が我慢我慢我慢我慢って感じだったから、そういう意味でもゴールの喜び的には本当に大きかった。

長い距離で、もの凄い綺麗に曲げて、もの凄いコースに沈めた。これもジュビロが走っていてここで止めなくていつ止めるんだというところでのジュビロに強い大ちゃんの大ちゃんたる所以を見せてくれたと言うことでも印象的。榎達の素敵な飛び出しもこの試合でしたね(苦笑)

番外

一番泣いたゴール。嬉しいのに泣けてくる微妙な感覚だったのを凄い覚えてる。勝ってるから早く終わって欲しいんだけど、終わって欲しくなかったり・・・・。由清の同点弾も最高だったけど、やっぱり決勝点だし。最高の幕引きなんだろうけど、やっぱり辛かったし、感情として嬉しいと言うより悲しかった。初の元旦天皇杯観戦。

番外その2

ここからこいつが嫌いになった(苦笑)サイドからぶっこ抜かれて決められたのですが、涙が出るぐらい悔しかったし、情けなかった*1。あんな下手くそにやられるなんて信じられなかった。このときからマリを本気で応援しようと思った*2。でもそれから低迷に・・・・。


日本代表編

実はこの試合が初めての代表観戦と言うことで本当に印象深い。素さんはフリエではああいう軽業師的なプレーは余り見せてくれたことなかったのに、あんな場面でひょいひょいとかわしてループなんてびっくりした。しかも凄い綺麗で浮いてる時間が長くて、スローモーションのように見えたくらい。もちろん凄いフリエ好きとして特に嬉しかったゴール。ご存じの通りこの試合はその後逆転負けしたわけだけど*3このシュート見てからループ大好き人間に。

韓国撃破しなきゃいけない状態で、エースが決めるという凄さに震えた。祈るだけだったけど本当にWCにいけるかもって思わせてくれたエースの仕事。ちゃんと当たってなかったし、オフサイドっぽいんだけどそれでもゴールはゴール。この試合に勝った後に出た現地の新聞のタイトルが「Welcome to Blue Heaven!」だったらしい。格好いい。

あの中央突破は神だった、本当にこいつがいればWCに出れると思ったし、あの状況で凄いプレーが出来るというのはこの先どんなことになってもどうにかしてくれると思わされたスーパーゴールだった。ゾノがいなけりゃマイアミの軌跡もなかった。フリエ好きとして泣けた。何で読売なんかに・・・・。

日本がWC初勝利の思い出のゴール。初めてのWC観戦で気が高ぶっていたというか、緊張しすぎていて、全然思い出せない部分もあるんだけど、ナカタコが上がって流し込んでヤナギが落として、稲本がラインの裏に巧く入り込んで受けたパスルートは見事だった。ほとんどあんなの見たこと無かったから、あの舞台が打たせてくれたようなシュートだったのかも知れない。あそこに入れたこと感動なんだけど、あそこまで高いレベルのシュートだったことも凄かった。

今回のコンフェデのFIFAのテーマにも入ってるスーパーFK。スロベニア*4も凄かったけど、今までの俊輔のFKで最高のキックだったと思う。あの距離であのスピードで曲がって落ちてポストに当たって吸い込まれた。あれならいくらバルテズでも触れない。あの試合の俊輔は本当に神懸かっていてスーパー俊輔だったし、そこに結果が伴ったことが俊輔が成長しているだなぁと改めて感じた試合でもあった。この試合は忘れられない。横浜ルーレット

こないだのやつね、ブラジル相手には福田以来?日本代表でこう言うのにお目に掛かれることが滅多にないスーパーミドルシュート*5、あの距離から俊輔が打つと言うこと自体びっくりしたけど、又俊輔が一段階段を上ったかなと思った。これを継続して欲しいんだけどね。でも、高校時代にほとんどセンターから動かなかった俊輔を思うと今の俊輔は随分変わったなぁとしみじみ思う。最初からイメージを描き、それをしっかりと形にした。改めて細かい部分に目をつぶっても価値のあるプレーヤーだと言うことを証明したゴールだった。


国際大会(WCとかEUROとか)

震えた。バッジョのゴールで一番好きなゴール。少しの隙間を通してしかもGKとポストの間を擦り抜けるように決まったスーパーゴール。それがロスタイムだから美しい。こういうゴールが決めれるのはやはりそういう星の元に生まれてるからかも知れない。バッジョの引退の時に書いた気がするけど、こう言うところが愛されるモノだと思う。

  • '94WC QualterFinal ブラジルvsオランダ
    • ブランコ

この大会のベストゲームだったこの試合を締めた最後のスーパーFK、股の下を抜けるように低い弾道で決まった。世界の一流選手はこんなシュート打てるのかと思わされた、驚愕のフリーキックだった。
アメリカ大会は他にもあるけど、とりとめなくなるからやめる。ルーマニア-アルゼンチン戦のカウンターからのハジ→ドミトレスクと繋がってのゴールとかも好き。

  • '98WC グループリーグ ナイジェリアvsスペイン
    • ラウール・ゴンザレス

あのサンデー・オリセーのスーパーシュートがあった試合の先制点(だと思う)。角度のないところから決めたスーパーボレー。凄い難易度の高いゴールで、なおかつ本当に美しかった。でも記憶に残らないのは、オリセーのシュートが凄かったから。このゴールからラウールという選手は凄い巧いんだと認識した。

語る必要なし、ワンダーボーイ。スーパードリブルシュート。

凄い綺麗だったこと、この試合で高さが際だってたこと、なのに外しまくってたこと、相手のエース・ロナウドが後半開始直後に一発でゴールを決めたこと*6などなど、もう戦犯級のミスを犯し続けたクライファートが、このまま負けたら終わると言うところの最後の最後、R.デブール*7のクロスを決めた綺麗なヘディング。それにしてもクライファートはこの頃から決定力がなかったんだな・・・来期心配。ブラジル-オランダは名試合・名ゴールの宝庫。

この後のパフォーマンスが好き、フラッグに寄っていって震えるように手を挙げていったやつ。でもシュートはもの凄い鮮烈に覚えてる、エリア外から上隅に叩き込んだスーパーゴール。このゴールに暢までの展開も綺麗だったし、芸術的にも高いレベル。試合展開もドラマティック。1点ビハインドの後半終了間際にPKチャンスが来て、前半一本PKを沈めていたメンディエタが既に下がっていたから、ラウルが蹴ったんだけど、大きく枠を外して負け。叩かれたんだよなー。

  • EURO2000 Final フランスvsイタリア

シュートとしては本当に綺麗だった。フラッシュがたかれる中でネットを飛び抜けるように上に突き刺さったボレーシュート。アシストは左サイドを突破したロベール・ピレスアズーリがまさかの形で負けた試合ですよ。もうトレゼゲのはち切れんばかりの笑顔が目に焼き付いてる。でもこれは試合展開が印象的だったからというのもあるかな。あのロスタイムのシルヴァン・ヴィルトールのシュートがトルドの脇を抜けていった後の表情も印象的。あれもあり得ないゴールだった*8。この試合自体、技術の粋を集めたフランスの高速パス回し*9とイタリアの一発に掛ける集中力と水際の芸術的堅守のせめぎ合いが本当に素晴らしかった。そして結末まで美しく、最高のファイナルだった、結果以外。

天国のパパに捧げる、そして不遇を吹き飛ばすゴール。この時のアレックスは格好良かった。すっとラインの裏に入ってスローインの流れからモンテッラ*10の折り返しを決めたゴールはこれぞストライカーという感じだった。アレックスが初めてアズーリを救うサルバトーレ*11になった瞬間。トッティの微妙な表情も印象的。

恐ろしいスピード、そして恐ろしい場面で決めるのがスター。ジダンのゴールは上げればきりがない。好きなゴールはサカマガにも宇宙人として取り上げられたデポルとの試合で決めた6人ぐらい振って決めたゴールとUCLFinal*12のスーペルボレーだけど、このFKは神だった。

延長戦でもゴールが入る恐ろしい激戦のあのミドル。ルイ・コスタの意地を見たスーパーゴールだった。彼らしいスラロームドリブルから打つ感じのないそぶりでの強烈なミドルは本当に度肝抜かれた。このころからポルトガルは'90アルゼンチンの道を辿っていたんだなぁ・・・・。結末まで同じとは・・・。

何となく収拾つかなくなってきたのでこれまで。海外クラブは対戦相手がぼやけて出来ない。

4.Five players favorite of me, or that mean a lot to me 
好きな、または特別な思い入れのある選手5人

sounoさんのように僕も分けます。
海外

僕がここまで熱心にサッカーをはまったきっかけとなった選手。まさにファンタジスタ、柔らかくてしなやかな技術、後ろに目がついてるような周辺察知能力、豊かなアイデアなど、そのような技術の粋から繰り出されるスーパーゴール&アシスト。そして人生も素敵、必ず隆盛の後に凋落があり、凋落の後には復活がある。ドラマティック過ぎて、メロメロ。多分この人以上に憧れる選手は出てこない気がする。

美しい右足の軌道、そして豊かなアイデアを活かして、バッジョの後の10番を背負ったファンタジスタバッジョよりアタッカー色が強い気はするけど、彼のペナでのアイデアはやはり芸術。彼に足りなかったのは大舞台での結果を残すための精神力だけだった。出来ない選手じゃないのに*13何故かアズーリのシャツではあまりに勝負弱かった。そこがバッジョとのカリスマ性の差かも。EURO2000のFinalで追加点を獲っていたら変わってたのかな・・・。でもそれがまた人間性を表していて好きなのかも。

何でもかんでも左足、PKはワンステップ。小さくて、右足は全然だけど、左足だけで得点王に3度も輝くゴレアドール。結局セリエ200ゴールは達成出来なかったし、代表でもバッジョが軸のアタッカー陣の中でサッキに重用されなかったけど、彼のプレースタイルが凄い好きだった。同じ左利きだからなんだろうけど、こだわりを持ちながら結果を出すことにロマンを感じる。

やっぱり未だに彼の得点感覚には惚れる。1タッチで流し込む姿とかペナでスペースなんて無いのにスルスルと抜け出して決めちゃう姿とか本当に格好良かった。僕が10何年サッカー見てきて一番ゴールを獲るのが巧い選手だと思う。色々と暴れん坊だけど、結果を残せる選手だからこそ許される茶目っ気。そしてその暴言の責任を示すピッチでのパフォーマンス。まさにサッカーの天才。後は本当にサッカーが好きだと感じる。個人的にフランスでザガロロマーリオを呼ばなかったことは犯罪だと思っている。もしメンバー入りしてたら、ロナウドが怪我しててもWCはブラジルが獲れた可能性はあったと未だに思っている。

これぞスルーパスというような正確無比なパス、そしてスラロームのようなドリブル、ピンと伸びた姿勢、全てが格好いい。やっぱり10番が似合うし、ヴィオラ時代のバティ&エジムンドとのコンビは楽しかった。ミランでもやっぱりしっかりと活躍してくれたりと最後までエレガントに締めるところは流石。国際舞台ではシニア世代に上がってからは本当に運に恵まれない存在だったけど、価値は落ちない。エレガント枠。

日本の選手

日本が生んだ天才、高校時代からの僕のスター。左利きな事、アイデアを沢山持ってること、それをプレーにアウトプット出来ること、サッカー人生にドラマが既にあること、元々特別なのに、いつのまにか僕が好きになる好きな要素がどんどん積み重なった。日本で一番のファンタジスタ。批判されることも多いけど、サッカーの喜びを感じる選手の一人だし、日本にとって大きな才能に間違いない。最近あんまり見せないけど、人を喰ったループが見たい。

練習生からヴェルディへ、オリンピックを経てマリノスへ、WC失意の落選を経てJ2連覇、MVP、そしてアジアNo.1プレーヤーとシンデレラストーリーを邁進中の男気溢れるボンバーヘッド。プレーは元々持っていた強さや高さがあったけど、そこに岡ちゃん効果で1vs1での読みや感覚を養って一気に上り詰めた。まじめで真摯な姿勢がこの成長の元となっていることを考えても本当に尊敬してしまうし、外様だろうと愛してしまう。世界と唯一対抗出来るDFとして彼の夢であるWCにピッチに立てることを願って止まない。

Jを沸かせる高速右サイドアタッカー。現在はFC東京のアイドル。でも戻ってこないかなと未だに思ってる。でもプレーだけじゃないの、彼も若くしてドラマを沢山持っていると言うのがポイント。マリで鮮烈デビュー、WYにも出て順風満帆かと思ったら干され、ヒロミに拾われて一気に成長、東京の水に合うのかガンガン活躍してユキヒコを追い出し、A代表にまで上り詰めるけど、アテネで又失意、又復活傾向とメロメロ。頑張れナオ。

柔らかい左足と人よりも遠くが見える視野でゲームをコントロールする術に優れた日本最高のパサー。あんまり走れないし、守備も決してうまいとは言えないけどそれをカバーする有り余るセンスと戦術眼。イタリアでもベネツィアになんか行かないで、もう少しまともなところでプレーしてたらそれなりに評価されたはず。で、その経験を日本に伝えようとしたりと、本当に様々な部分で長けている選手。もう一度、ちゃんとした形で、シンジ・俊輔と3人でプレーするところを見てみたい。緩いながらも抜群のコースに吸い込まれるFKは芸術。怪我に気を付けて、もう少しプレーを見せて欲しい。

フリエのヒーロー、そして日本のヒーローになり損ねた天才ドリブラー。彼がドリブルしてくれれば、全てが切り開ける気がするくらい、将来が楽しみで、引退するまで楽しみにしちゃうぐらいの期待感を持った選手だった。結局色々なことがあり、又自分を律することが出来なかったこともあってドラマがハッピーエンドになることはなかったけど、彼が日本の今の舞台に昇ってこれるような道を造った一人であることには変わりなし。


と言うことでおしまい。まあ結構被ってる部分もありますが、それだけ印象深いのかなと。振り返ってみたらやっぱり偏ってる気はするけど、まあそれはしょうがない。でも色々と思い出したりして「FootballBaton」楽しかった。他の人のも見たいけど、とりあえずバトンストップ!

*1:いや、泣いてたけど。

*2:まだフリエショックを引きずってたのか、トリコに馴染めなかった。

*3:逆転ゴールはもの凄いミドルだった

*4:だっけ?キリンカップで決めたやつ

*5:ヒデか稲本ぐらいしか打たないしね、しかもあんまり枠に飛んだ記憶がない。ヒデの03CCのオーストラリア戦ぐらい?

*6:このゴールも好き、抜群のコントロールとコクのチェックを許さない瞬間的スピード

*7:だったと思う

*8:ちなみにアシストはトレゼゲ、頭ですらしてサイドに流した。

*9:僕はあれ以上のパススピードとコンビネーションをナショナルチームでは見たことない。本当に完成されたチームだった。ジダンの出来は良くなかったけど

*10:これも微妙に違うかも

*11:イタリア語で救世主の意味。あってるかな?

*12:レバークーゼン

*13:UCLFinalやトヨタカップでは獲っているのに