兵藤くんと伊野波くんの強化指定の行方。
まあWYが終わって、噂されていたこの二人が強化指定か中退して入ってくるのかわからないけど、来そうな雰囲気。でも正直必要性はあんまり感じないかも。まあユースの試合で出れなかった伊野波くんについてはポテンシャル的なモノが見えなかった訳だけど、兵藤くんに関しては、正直今回でかなりこれをプロとして一人前にするには、大幅なモデルチェンジをしない限り難しいかなと感じた訳で。まあまだまだ素材の段階だから、それはそれで良いのだけど。別々に様々な角度から考えてみましょ。
兵藤慎剛（早稲田大）170cm/60kg OMF/DMF
- プレースタイルとしては運動量とフィジカル的に優れた部分を活かして走り回り、高い位置でプレーに絡みながら、決定的な仕事をするタイプ。ただ、WYでは走り回ったけどバイタルに入っていくことは出来ずに、なかなか得点に絡むような仕事は出来なかった。このチームの中でどのような仕事をするべきか見つけられなかった中で、自信を失い、一気に弱気になってしまったかなと。出来は悪かった。
- チームの状況から見ると、OMFが基本ポジションの彼を将来的に必要かというとわからない。レギュラー候補では大ちゃん、山瀬、大橋がいて、後藤もモノになりそうで、山崎やジローだってやろうと思えば出来るかなと。その下には将来的にも逸材とも言われる狩野がいて、ユースにはアホみたいに点を取っている斉藤くん*1も上がってくる可能性が高い。
- その中で兵藤が自分を見いだしていないとするとポジション的にははっきり言って必要かどうかと言われたら限りなくNo。今シーズン結果が出せなかったとしたらA契約枠は一気に減ってリストラの可能性だってある。その中で岡ちゃんがいくら好きなタイプとはいえ、この中で削っていくというのはさすがにないかなと思わなくない。
- オフェンシブな姿勢のボランチとしてみても、うーん、疑問視。良治神の様な雅がかったパス回しが出来るほどの資質は感じないし、アキのようにアクセントをつけれる訳じゃない*2、大ちゃんも大橋が成長したらこっちに回る可能性はあるし、熊の長い素敵パスは魅力だし、幸広も良いところ見せてくれたし、センスは凄いある。なのでここも余り必要性は感じないかな。マグロンも来たら、ここに入るようなスタイルみたいだし*3こっちでも必要性は感じないかな。
- ただ、一つの特徴としてはスタミナと運動量、そして両足のキックの精度*4を考えたらサイドの起用はアリかなと思うかも*5。まあ隼磨が既に台頭して*6、将来的には天野くんもいるし、バックアップには塩川がいるけど、基本的に違う特徴を持っているので、その辺は期待しても良いかなと。ただ彼がそれを受け入れてしっかりと意識改革出来るかに掛かっているかなと。
- と言うことで総合的に考えると、限りなく×に近い△かなと。
- 守備専系のボランチ。展開力は那須よりあるかも？スペース管理だったり、しっかりと自分をわかってプレーしている感じはチリ戦*7では見えた。本大会ではレギュラー候補と思われたが、結局大熊監督はレイソルの小林を選択。結局出場機会はないまま、大会を終えた。
- チーム状況的に守備を主に出来るボランチの必要性は明らか。勿論那須はいるけど、那須一人で彼の代わりにシビアにDF出来る選手がいなかったのは明らか。その分もあって彼に無理をしてもらわなきゃいけない状態だったかなと。マグロンが来て少しは負担が減るかも知れないけど、谷口博之*8を上げなかったツケは今更ながらに出ている状態かも知れない。
- 那須に関しても言えることだけど、非常にチームがアグレッシブなので守備だけしてればいい訳じゃない。でもバランス的には守備を主にしなきゃいけない部分はあると思う。その中でスペース管理だったり、リスクマネジメントを出来る頭があるなら、来て欲しいかなと。
- ただあんまり将来性は感じない。今野のようなスケールの大きさも感じないし。どこまでひたむきにプレー出来るかが鍵かも知れない。
- と言うことで評価としては△に近い○かも。
と言うことで大会始まる前までは兵藤が来てくれたら岡ちゃんが好きなタイプだし良いかなと思ったけど、兵藤の出来の悪さと弱気というか、自分の仕事を見失ってしまう弱さがちょっと気になるかなと。兵藤はJ2で試合経験を積んだ方が良いかなという感じがする。試合の中で自分がどのような仕事をするか、そういう部分を見いださないと、秀でる部分がないだけに*9プロでは食べていけないかなと。元々戦力の層も、将来的に楽しみな選手達も揃っているし、二人ともあんまり総じて必要性を感じないというのが事実。ユニバとかにも行くみたいで、あんまり参加出来なさそうだし。まあ来るなら歓迎するけど、どうなることやら。
