ユーヴェに学ぶこと、勝つためのカルチョの神髄。

と言うことでユーヴェ戦です。まあユーヴェにとってはどさ周りのアジアツアーだろうけど、今のFマリにとっては本当に有意義な試合になると思う。それでは今日の試合で学びたいモノを列挙しましょ。

  • 目指す姿である「常勝チーム」の最高峰。

最近めっきり出てこない「常勝チーム」になるためのアテンプトですが、その結果主義のサッカーの最高峰にいるユーヴェとの試合は色々と学ぶところの多い試合になるのかなと。
一つのプレーの重要性を見極め、その勝負を分ける部分で、そこに最大限の力を発揮する集中力と気迫的な要素。水際でのDFなどはその最たる例だと思う。そしてシンプルな攻撃構築、プロセス主義の攻撃構築をしないチームなのは似ていると思うけど、そこにどんな差があるのか、何が違うのか、どこにうまくゴールを獲れる秘訣があるのかというのかなどそういうメソッドに触れる機会というのはないと思うので、本当に学ぶべき部分は大きいと思う。まあユーヴェがヘタレっぽい試合をしちゃったら、何にもならないけど。

  • イタリア的な岡ちゃん、最高峰のカペッロ

岡ちゃんはマルチェロ・リッピ*1とかと親交があって色々と話したりしているとか、インタビュー記事にあったりしましたが、実際に岡ちゃんが手塩に掛けて築き上げてきたFマリノスが、リッピ→カペッロとイタリア最高峰の監督によって築き上げられたユーヴェ相手にどこまで出来るのか、そしてどのような荒があるのか、そういうモノを本物を前にチェック出来るのは素晴らしい機会だと思う。Fマリにとっても山瀬(功)を消化する新スタイルの構築にはうってつけの試合だと思うし、ぶつかることによってわかることはきっとあると思う。色々と監督としての自分の考えを試すには最高の学習機会となるのかなぁと。これでスケールアップして、ニュー岡ちゃんになってくれると良いな。

  • 深層に刷り込まれたチャンピオンの自覚、再び取り戻すチャレンジ意識。

これは個人的感想だけど、流石に2連覇をして、非常に難易度の高いことをしていると言うことでチャレンジしているという意識はあっても、どうしても受けて立つような立場になりつつあったのかなと。やっぱりそういう戦いをすると非常に難しいというか、絶大なる力がないとなかなか勢いよくチャレンジしてくる相手に対しては難しい訳で。そういう意識が選手はもちろん、サポにもあるのかなと。でも今日はそういうのを完全に捨てて力試し的な感じで頑張って欲しいなと。力としては圧倒的にユーヴェが上だと思うし*2そういう意味では久々に何も背負わずにチャレンジ出来る試合だと思うので、のびのびとぶつかってきて欲しいなと。そして願わくばチャレンジする姿勢というのこの試合で取り戻してほしいなと。それがFマリ3連覇への最大のキーとなるのかなと。*3

と言うことで相手にとってはお気楽観光旅行*4だとしても、マリには色々と得れるモノがあるはず。いや、得て欲しいなと。まあフルメンバーじゃないにしても、正真正銘のカルチョの神髄を持つチームだと思うので、そこにチャレンジして欲しいなと。

ということでこれで義理は果たした!悪いけど今日はユーヴェを楽しむよ(笑)ミーハーで結構!初ユーヴェなんだから!

*1:元ユーヴェ、現イタリア代表監督

*2:まあ相手の状態にもよりますが

*3:本当ならそれを抱えても勝っていくのが常勝チームなんだろうけど、今は色々あったからねぇ。差も付いてるし。

*4:サッカー付き