あまりに真剣、あまりに熱戦。

ということでセリエAの首位決戦!同勝ち点での直接対決なんて燃える〜!ACミラン-ユヴェントス!

で、結果は0-1。ユーヴェがサンシーロで欲しかった勝ち点3を得ました!それにしても決勝点のアシスト!カウンターから左サイドでうまく受けたデル・ピエーロが一度クロスは阻まれた後、時間が止まった。リフレクトされたボールがアレックスの上に舞い上がるとオーバーヘッドでループのボールが中へ、その瞬間完全にミランディフェンス陣が彼を見てしまい、マークしなければならなかった中に待ち受けているトレゼゲを見失ってしまった事でトレゼゲがそのボールをニアでヘッド!ジダが弾いたけど止めきれずにゴール!アレックスのファンタジーが久しぶりに大一番で日の目を見た!ってかんじで大熱狂でしたよ。

その後セットプレーからアレックスがうまくマークを外してフリーでヘッドで合わせてバーに当たったりと「It's Alex's Day!」とならなかったけど、今日は確実にユーヴェに風が吹いてた。フィニッシュに持ち込む数もユーヴェが多かったし、簡単に言えば「攻めやすい」状況だったのかなと。ミランも基本的はスペースがある状態でMFとDFを分断して、相手のDFラインが丸腰の状態でアタッキングエリアに入って点を取るチーム。でも切り替えが速いので完全に整った状態で、MF+DFで一つのブロックを作って迎え撃たれたことでかなりミランの攻撃には閉塞感が伴っていたのは確か。その辺も勝負の鍵だったのかなと。逆にユーヴェはミランが前掛かりだったので、ボールを獲った後それなりにスペースが出来ていて、うまく繋げれば結構分断しやすかった状態でしたしね。まあイタリアサッカーの影の部分なのかも知れないけど、勝負にはかなり有効だったのかなと。
それと運。ミラン一番のビッグチャンスはユーヴェの先制点と同じようなカウンター。カモのボールをピックアップしたセルジーニョから縦の一発パスを受けたシェバ、ここで数的優位が出来て1vs2の状態になってループパスでピッポに渡ったシーンなんて、確かにブッフォンが当ててくれたこと、ザンブロッタがスーペルカバーに入ったこともあったけどやられててもおかしくなかった。でもピッポの詰めが足に当たりきらずに、ポストの外側に転がったこと。他にもロスタイムのセットから完全にやられたところでゴールにカバーがいたこととか良くやれていたのかなと。

まあとにかくこの勝ちは大きいです。これで一歩前に出たし、もう残りも少ない。ミランはUCLもあるし、本当にスクデットが見えてきたかも知れない。まあ相変わらずDFがいつおかしくなるかわからないけどね。

それにしても手もうまく使えなきゃダメね。ピッポは手でテュラムの頭叩いてたけど、カンナはシュートブロックだから(苦笑)それにしても最近みんな手を使いすぎ。今日の塩川も意図的じゃないにしてもブロックしたし(苦笑)

とにかく良かった、トレゼゲ&アレックスは神。ブッフォンも神。