イイ試合なんて言えない。
と言うことで帰ってきました。まあ何というか大味な試合…。どちらのチームも素敵な攻撃陣を抱えているのだけど、それを支える基盤というのがあまりに不安定…。監督はこのままでイイとは思わないでしょうね。思ってたらプロじゃないでしょ?。
ナビスコカップ 予選リーグ第1節
ヴェルディ 4-4 フロンターレ@味スタ
Frontale:5'&28'寺田周平 25'ジュニーニョ 42'マルクス
前半。
- フロンターレは後ろに引いてきっちりとアプローチしてヴェルディのミスを誘発するかのような戦い方。これがはまる。
- 崩せないヴェルディ、良い時の運動量がなく、ボールもなかなか回らない。そしてミスからカウンターとヴェルディの悪いゲームの典型。湯浅さん風に言えば「斜に構えたサッカー」
- セットからの寺田のゴール、でも我那覇のヘッドで勝負あり。
- にしてもミスが多いヴェルディ、ふろん太の術中に見事にはまり、速いアタッカー陣にボールがどんどん良い形で渡る。それを修正出来ずに虐殺されそうな勢い。
- バイタルエリアが空いて、ドリブルで切れ込んだジュニーニョを捕まえきれず2点目。
- 直後のFKでは寺田に又やられて失点。もう・・・_| ̄|○と言う感じ。
- リズムを少し戻して感もあったけどとどめのマルクス、ジュニの左サイド突破から。
- 前半0-4。
前半雑感。
フロンターレは最高の形でゲームを進めた。前からプレス→ミス誘発orボールカット→アタッカーに預けて逆襲。ヴェルディが逆に運動量が足りないので、パスコースが出来ないから狙われる。中盤置き去りされるからバイタルも何もなくなってしまうし、セットから2点とは言えあれで止めろと言うのは酷。チームとして繋げないなら飛ばせイイだけの話。その辺が柔軟性がない。カウンターに対しては相性最悪、対策出来なかったことに問題があるのかも。
後半。
- 頭から平本→森本。ヴェルディお目覚め。
- 運動量が戻って積極的なアプローチでリズムを取るとワシントンの突破からPK奪取、これを自ら決めて追撃開始。オジーはどんなマジックを使ったのか、全く違う顔。
- ふろん太はどうもバタバタ・・・・。ゲームを殺せばいいけどそれが出来ない。経験のなさは前節と同じ。運動量ががくっと落ちた。
- 悪い獲られ方から左サイドを突破した相馬→小林大悟で2点目。
- 良くボールが回って平野がペナ侵入、流し込むと森本が鋭く反応してあれまあれまの1点差。まだ残り30分。
- 森本と平本ではタイプが違うのかワシントンがやりやすそう。足元に良く収まる。イイアングルでのサポートを森本がする。森本は突破よりスペースでゴールを狙う形、平本は足元から突破、その辺の兼ね合いかも。
- ふろん太は狙いたいカウンターがなかなかでなくなって手詰まり。どこかに落ち着けたいのだけど・・・。
- その後のゲーム展開は攻め合い、でも地力に勝ってリズムもあるヴェルディが優勢、そしてワシントンの巧みなポストから森本で同点。守備緩っ。
- 結局後半は4-0、トータル4-4。ちゃんちゃん。
後半雑感。
フロンターレは完全にチームの機能が止まった。運動量が落ちてプレスが掛からずヴェルディのボールポゼッションが余計に際だって復活。イイ時間帯でぼこぼこ獲って完全にゲームを握った。前からのプレスがないとスキルの差は埋められず、苦しくなってしまった。同じゲームプランで戦ったフロンターレなのに違う顔を見せるのだったら、何かなかったのかなぁと悩んでしまうような出来。どこかに落ち着くところがあればと言う感じだったけど、チーム自体が子供と言うことかも。ヴェルディは良く追いついたけど、最初からやればもっと面白いゲームになったのかなぁと。森本のプレーはチームに明るい何かを見せたかも。
4点獲っても勝てないチーム、前半に4点獲られて危うく試合を捨てることになりかねなかったチーム、これは良いゲームって言えないです。面白かったけどプロレスみたい。
ゲームは完全に前半はフロンターレ、後半はヴェルディ、そしてそれぞれ4点ずつ獲った訳ですが、男前っていうか正々堂々と言えば聞こえが良いけど、正直頭が悪いというかいなすことが出来ずにまともに受けてしまってこれだけの被弾。チームスタイルとかプライドとかもあるだろうけど、監督としてはこの先何か必要になるのではないでしょうか。選手ももっとクレバーにならないと勝てない。ヴェルディはやれすぎて吹っ切れてからだから何とも言えないけど、ふろん太・・・_| ̄|○
まあゲームとしてドローは妥当かなぁと。