作られたサプライズ。
Formura-1 World Grand Prix 2005
第2戦 マレーシア/セパン・サーキット
- 予選
予選方式が変わって、日曜日の午前に2回目の予選がある訳で、それも慣れないなぁ。ポールは両方とも速かったフェルナンド・アロンソがポール、ヤルノ・トゥルーリがまたもフロント・ロー。素晴らしい。もうこれも驚きじゃなくなってる事が凄い。フェラーリは完全に沈んだけど、積んでるとの噂。よくわからないけど、全然今年の戦力図が見えない。ルノーが速いことしか。てゆうか琢磨が土曜日の時点でウイルス性の風邪、今回は出場回避とか言ってる時点で萎える(苦笑)代わりは3rdのデビッドソン。
- 決勝
スタートは混乱なくスタート。ニューエンジンに積み替えたB・A・Rが2台同時にエンジンブロー。もうだめぽ。琢磨が休もうが同じだったので良かったね。
所々に細かいバトルが。セパンの広い路面もあって、結構熱い。何となくウィリアムズが絡んでる感じだけど、それだけウイリアムズはパフォーマンスが初戦に比べて上がってるのかなと。マーク・ウェバーとニック・ハイドフェルドがラルフ・シューマッハとやり合ってるシーンは迫力。ただタイヤの摩耗があるのか、ブレーキングの時にマシンがぶれたりと非常にぶつかり合うようなシーンが多い。フィジケラとウェバーのバトルは、強引なフィジケラのライン取りでウェバーのマシンに乗り上げてしまって両者リタイヤに、残念。こういうぶつけ合うバトルのおかげでマシンのパーツがどんどんコースに落ちまくっている。それを踏んだのかライコネンは、踏んだのかパンクと何かレギュレーションの陰が見えたりと不運。結局トラブル以外では大きな順位の変動はなく、アロンソのポール・トゥ・ウィン。
でリザルト。
F1 2005 第2戦 マレーシア 1.F.アロンソ / ルノー 2.J.トゥルーリ / トヨタ 3.N.ハイドフェルト / ウィリアムズBMW 4.J-P.モントーヤ / マクラーレン・メルセデス 5.R.シューマッハ / トヨタ 6.D.クルサード / レッドブル 7.M.シューマッハ / フェラーリ 8.C.クリエン / レッドブル
雑感。
- ルノーは速い。フィジケラはペースが上がらなかったけどアロンソは楽勝のポール・トゥ・ウィン。信頼性の高いエンジンとバランスの良いマシン、タイヤにも優しい。今のところ去年のフェラーリのような強さで頭一つ抜けてる。
- フェラーリはレッドブルの2台にルーベンス・バリチェロがぶち抜かれたり、トヨタに周回遅れにされてみたりとF2004Mではさすがにトップグループにはついて行けない。ミハエルは7位が精一杯。新車投入までは我慢かも。前倒しで第5戦から次かその後になりそう。ブリジストンも相当頑張らないとまずいっぽい。
- マクラーレンはライコネンのバーストからの猛追も実らず。モントーヤは画面に映らないけど、いつの間にかと言う感じ。しかし、ルノーやウイリアムズに劣る感じは否めない・・・。
- トヨタおめ!開幕戦で出たロングディスタンスでの速さも空力パーツで改善。そして2位と素晴らしい。カカポーズ感動*1。フェラーリのアゴマシンがはずれだと相当やりそう。それにしてもおめでたい。このままじゃB・A・Rより優勝しそうな勢いだなぁ。ラルフもフロントウイングを壊しながら5位フィニッシュ。
- B・A・Rは何となくおかしくなっちゃったかも。やっぱり耐久性が必要なのは間違いない。開発を継続してマシンを作っていかないと不味いかも。今日はメカニカルトラブルみたいなもんだから仕方ないにしても速さも足りないし・・・・。
とにかくF2005投入前にどこまでやれるのかと言うのが今年のポイントみたい。それにしてもトヨタおめ。それにしてもやっぱりレギュレーション最悪でしょ?トラブルで面白くなっても・・・・。作られたサプライズなんてドラマティックじゃない。これで良いのかFIA。
とにかく次はバーレーン、琢磨早く良くなって!
*1:両手を指さすパフォーマンス