開幕!

Formura-1 World Grand Prix 2005
第1戦 オーストラリア/アルバートパーク・サーキット

長くなったので見たい人だけ。

  • 今年のレギュレーション変更点。
    • エンジンは1エンジン2グランプリ制に。*1
    • 予選前の交換は10グリッド後ろから、それ以降は最後尾から。
    • タイヤは予選・本戦合わせて1セットに。*2
    • レース通じてタイヤは4セット。
    • 予選方式は2度の予選の合算方式に。

どうなの?これ。正直タイヤやエンジンをいたわる走りというのが必要になることで、大きな差がつかなくなると思われるけど、スピードもまた落ちるのかなぁと。何よりも必要になるのは信頼性と耐久性かな?ドライバーへの負担度も格段に高くなりそうだけど、何よりもアグレッシブなレース展開はタイヤのこともあるし、自制するドライバーが増えてバトルは少なくなりそうな悪寒。*3

タイヤの開発競争的にはミシュランユーザーが多いこともあって*4、現段階では格段にデータの収集量が違うだろうし優位に立つだろうとのこと。評価的はマクラーレンルノーがイイらしい(嬉)フェラーリアゴマシンは、5戦目のスペイン以降との話?それまではF2004M(去年の改良版)で望むみたい、毎年の話だけど。今年は各チーム動きが速い。B・A・Rはどうなんだろ?求められる信頼性と耐久性のためにエンジンパワーは犠牲にしないとか言う強気コメントを出してたけど。

  • 決勝

午前の予選で決まったグリッドは、ポールはジャンカルロ・フィジケラルノー)、2番手にヤルノ・トゥルーリトヨタ)、その後にマーク・ウェバー(ウイリアムス)ジャック・ヴィルヌーブ(ザウバー)。予選一回目で大雨に見舞われたM.シューマッハと琢磨は2回目を回避。最後尾スタート。
スタートでは一回目にキミ・ライコネンマクラーレン)がストールしてイエローフラッグ。もう一度フォーメーションに、ライコネンピットスタートでもう一度。スタートは良くわかんなかったけど、フロントローの二人は変わらず、なぜかクルサードが前に来て3番手。その後前の二人がファステストラップを重ねる様な展開になるけど、クルサードはペースが上がらず蓋になってた。でもレッドブルは去年のジャガーと同じで安定してる。クリエンも頑張ってた。
後ろで琢磨がミハエルよりスタートは悪かった気がするけど、スルする前に出て14番手まで上がる。ミハエルもライコネンもここまではポジションを上がったけど、ここでザウバーのマッサに詰まってここまで。で同じような展開で中位ではアロンソ、バトンがヴィルヌーブに詰まる。ザウバーがかわしにくいと言うより、タイヤを気遣ってブレーキングで抜くのを自重する展開。つまんね。結局抜いたけど。
1回目のピットでマシンが重くなったのかトゥルーリはペースが上がらず、同じポジションに復帰することは出来ずにずるずる後退、そんなときは安定したフェラーリバリチェロクルサードやらウェバーよりペースより速く走って2位、ヴィルヌーブに詰まったアロンソがその後ルノーのマシンポテンシャルを証明するような快走で3位、そして終始安定して独走のフィジケラが優勝。結局ミハエルはハイドフェルドに突っこまれてリタイア(でもマシン一台分空けてないでブロックしたミハエルも悪いのかな?)、琢磨はペースあがんね。移籍のラルフも下位に沈むし・・・うーん。

正直どうなの?確かにチームの差はなくなった感があるけど、タイヤを気遣ってバトルを避けるというか仕掛けが少ない。周回遅れをかわすのもスムーズさが消えた。レースがつまらなくなったと言っても過言ではないかも。タイヤ交換だけは復活して欲しいなぁ。今年はタイヤ交換が出来ないのでピットインは2回が主流になりそうで、サーキットの速さがそのまま順位に反映されるのは良いことなんだろうけどさ。
で際だったのはルノーの速さ、評判通り。凄いバランス良さそうな感じ。で評判通りじゃなかったのはマクラーレン_| ̄|○)ストレートは速い、でもそれ以外は・・・って感じなのかも。でもミハエルに離されず付いていったライコネンを見ても速いのかも(ただフェラーリは去年の改良版、マクラーレンはニューマシン)ただあのときは前に琢磨もいたし参考にはならないけど。モントーヤに至ってはほとんど映んない始末。ただ去年よりまし、二人ともポイント取ったから。まあこれからかな?ウイリアムズも去年よりましなレベルだけど、勝てそうな匂いがしなかったり。マシンのカラーリングは好きなんですけどね。ただ結局F2005が出たらそれでおしまいという感じがしないでもない。ミハエルが5戦連続ノーポイントとかになってくると面白いんだけど。
B・A・Rはテスト不足らしいからこれからだろうけど、去年のようにトップチームに続けるかは微妙なところ。去年良かったところがレギュレーションで吹っ飛んだ。ましてやレッドブルコスワースのパッケージいい)やトヨタ(一発の速さは証明済み、後はロングディスタンスでの安定)が初戦からそれなりに結果を残したことを考えたら、おいおい優勝どころじゃねぇし、食い込むなんて(泣)琢磨頑張れ。

で気になるのは次戦。エンジンの耐久性が問われるし、ましてやマレーシア。B・A・Rがピットでゴールしなかったけど、これはありなの?エンジンを載せ替える事が出来たとしたら、これが恒例行事になりそうな悪寒。てゆうか規制されるでしょ。

*1:リタイアの場合は交換していいっぽい。

*2:バーストなどの場合はありっぽい。

*3:ブレーキングでの抜きはタイヤに悪いので。でもそこが魅力なんだけどな。

*4:供給チーム数 ミシュラン:7、ブリジストン:3