試練のアウェイ@ACL

AFC ChampionsLeague 2006
Dalian Shide 2-0 Gamba Osaka @ Dalian Jin Zhou Stadium,China
Dalian:18'Z.Jie 48'Z.Yaokun

ガンバがACLの4戦目。てゆうか今日まで気付かなかった。むにゃむにゃして見た。ガンバvs大連実徳@シナ。

  • 雨が降ったんだろうけど、糞みたいなピッチ。水浮いてて、所々ボールが止まる。転ぶとガンバの白いシャツが泥だらけ。ゲームが進むごとにどんどん荒れて、段々コントロールがおぼつかなくなってる。今シーズンチェルスキがバルサスタンフォード・ブリッジで迎え撃った時にやったから、それを習ったのかも*1ガンバの選手はこんなピッチ状態の中でも自分たちのサッカーを貫いて良くやってると思うけど、いかんせん日本ではあれだけあった技術の差がこのピッチでフラットにされてる感じ。(うまいけどね、コントロールとか浮かしたりとか)
  • ガンバ押してたけど、しっかりとゾーンを埋めて、ミスを狙う感じで迎え撃ってクリアする感じのディフェンスにほとんど捕まえられてる。ボールがうまく繋がらないけど、その分押し上げてセカンドを拾ってもう一度という形と加地さんのオーバーラップが良い。ヤットらしき選手が目立っていて*2、完全にゲームをコントロールしていて、ほとんど失点の匂いはなかったのだけど、右サイドのインスイングのクロス*3から、ニアでシジクレイのマークをうまくすり抜けた選手にすらされたか、触らなかったか微妙な感じでそのまま入って先制された。タイミング的にオフサイド臭い気もするんだけど、まあホームだからなぁ。
  • 大連は長いボールでアタッキングサードまで持って行って、その後ショートパスやらドリブルを使って崩すという感じ。このピッチの使い方に慣れてるのかも。後半、ヤンコビッチのFKからヘッドで決めれられて2点ビハインド。マグノマーク緩い。そういやマグノは中国リーグから来たんじゃなかったっけ?深セン?
  • 段々ガンバの選手の精度が落ちてくる。このピッチじゃ余計に疲労しちゃうのもわかる。前田→播戸、フェル→浪速ゴンで3トップ。今期初めてじゃないかな?力づくで獲りに行く感じ。家長やフェルにとっては本当につらいピッチだよねぇ。家長、イライラが顔に出てる。
  • 大連は守備に比重を掛けてるけど、引きすぎないというか、ここから先は引かずにラインを維持して守るっていうのがしっかり出来てる。ガンバはこれに苦労してるかな。万博ではこのラインをうまくかいくぐってたんだけど、この日はこのピッチ。グラウンダーのボールやドリブルが無理。いかんせん厳しい。
  • ちなみに大連のラインディフェンスはその他の部分でもセットの時にぐーっと上げたりと、中盤の選手がラインを意識してプレーしたりと、ラインに置ける戦術意識というのは高い。。こういうディフェンスを出来てるJのクラブは少ないからこの部分はレベル高いかも。
  • パワープレー実らず。PK?って思うシーンもあったけど、元々パワープレーを得意にしているチームじゃないしなぁ。2-0、負け。大連は勝ち点9、全北勝ち点9、ガンバ勝ち点6。苦しくなった。

万博でのゲームを見て、絶対に勝てる、行けると思ったんだけどなぁ……。自然か人為かはわからないにしてもあのピッチじゃ、ガンバの良さは出ない。ガンバはバルサにはなれなかった。ガンバの良さを根こそぎ消された。でもずるいとか汚いとは言えない。相手も同じ条件だし。

あれだけJで破壊的な強さを見せているガンバがこうなってしまうというのは少なからずショックだったりする。もっと逞しくならなきゃアジアは抜けれないって事なのかな?まともにサッカーをさせてもらえないと言うところがアジアの戦いなら*4、正直どうしようもない気もするんだよね。でも、そこで逞しく戦わないと行けないのは言うまでもないんだろうけどね。

一応可能性は残ってる。該当チーム同士の対戦成績に持ち込めば、ホームでの3-0は活きてくるかも。ただ、自力での突破の可能性が消えた。まあ他人頼み*5何とか頑張って欲しい。

*1:もし意図的ならね

*2:瞬間だと橋本と見分けがつきにくい

*3:しかもワンバウンド

*4:マリの時はジャッジとラフプレー、ガンバに関してはピッチ状態

*5:全北が大連に勝って、ガンバが全北に勝てば、可能性はあるかな